
本を読んでも頭に入らないし、集中できない……
そんな“読書の悩み”を感じたことはありませんか?
私はアラサーまで読書とは無縁の生活でした。仕事で悩んだことがきっかけでビジネス書を読むようになり、徐々に”読書が趣味”となってきています。
ある日、YouTubeを観ていたところ…素敵な動画があったんです!!!
今回は、70歳を超えてなお語学学習を続ける“読解力の達人”スティーブ・カウフマンさんのアドバイスをもとに、読解力をじっくり育てる5つのコツをわかりやすくご紹介します。
「読むのが苦手」を少しずつ「読むのが楽しい」へ。
そんな変化を一緒に目指してみませんか?
「読む量」をちょっとずつ増やして読解力UP!
読むのが遅いのは、実はあたりまえ
「読むのが苦手…」と感じるときって、「自分にはセンスがないのかな」と落ち込んでしまいがちですよね。でも、実はそれってとっても普通のこと。
読解力は“センス”じゃなくて、“慣れ”なんです。何度も読むことで、少しずつ脳が慣れてきて、意味をとらえるスピードも上がっていきます。
読めば読むほど、読むのがラクになる
スティーブさんも、「読むのが上手い人は、読むスピードも理解力もどんどん上がる」と話しています。たくさん読む → 読むのが速くなる → もっと読めるようになる、といういい流れが生まれてくるんですね。
最初は1日15分だけでもOK
大切なのは、“毎日少しずつ”読むこと。全部読み切らなくても大丈夫。「ちょっとだけ読んでみようかな」という軽い気持ちで続けていくと、気がつけば前よりスラスラ読めるようになっていますよ。

何事も”挑戦”!ということで、今日から15分読書スタート~
「読む前にちょっと聞く」が、読解力UPの近道!
耳で聞いておくと、スッと意味が入ってくる
いきなり読むのって、けっこうハードル高くないですか?特に難しい文章だと、最初の一文でつまずいてしまうことも…。
そんなときにおすすめなのが、「読む前にまず耳で聞いてみる」こと。リズムやイントネーションを先に感じておくと、「あ、こういう話なんだな」って、内容がスーッと頭に入ってくるんです。
聞いてから読むと、言葉の流れがつかみやすくなる
スティーブさんも、「難しい言語を読むときは、まず耳で聞くようにしてるよ」と言っていました。アラビア語や日本語みたいに、ちょっと文の構造が特殊な言語は、なおさら“耳からの予習”が大切なんですね。
オーディオブックや朗読で、気軽に試してみよう
もし”耳で聞く読書”をやってみたい人は、【Audible】や【audiobook】、英語の勉強をしてみたい人は、【BBC Learning English】などの音声付き教材がぴったり!
お気に入りの本を「聞いてから読む」、たったそれだけで読みやすさがぐんと変わってきます。気軽に耳から始めてみましょう!

目で読むと眠くなりがち…。耳で聞くと自然体で聞き入ることができる!
語彙力UPが、読みやすさを後押ししてくれる
わからない単語が多すぎると、読むのがつらくなる
読書中に「これ、どういう意味だっけ?」と何度も止まってしまうと、読み進めるのがイヤになっちゃいます…泣
読解力を高めるには、できるだけスムーズに文章の流れをつかむことが大切。でも、知らない単語が多いと、どうしてもその流れが止まってしまいますよね……
ちょっとだけ知らない単語があるくらいが、ちょうどいい
スティーブさんいわく、「知らない単語が15%くらいの教材がベスト」なんだそうです。全部わかると退屈になりがちだし、逆に半分以上わからないとつらすぎる…。
だから、「ちょっと背伸び」くらいがちょうどいいんですね!これは、読書だけでなく勉強にも役立つ情報ですっ!
自分にピッタリのレベルの本を選んでみよう
「ちょっとむずかしいかも…でも気になる!」くらいの本があったら、思いきって読んでみてください。新しい言葉にも出会えて、読解力も少しずつアップしていきますよ。
大切なのは、“全部わかろうとしすぎないこと”。リラックスして、楽しみながら語彙力を育てていきましょう◎

いきなり背伸びしないで、”ほんのちょっと”の背伸びが成長するんだね!
難しい文章は「1文ずつ」がカギ!
文の構造が違うと、読みづらく感じてあたりまえ
本を読んでいて、「なんだか文の構造がこんがらがる…」って思ったこと、ありませんか?
小説でもエッセイでも、ちょっと凝った書き方をされていたり、長い一文が続くと、それだけで読むのがしんどくなってしまうこともありますよね。
“1文ずつ区切って読む”だけでスッと入ってくることも
難しい文を前にしたときは、「全部いっきに理解しよう」としなくて大丈夫。
まずは、1文を声に出して読んでみて、「何が書かれてるかな?」と内容を整理しながら読み進めるだけでも、ぐっとわかりやすくなります。
スティーブさんも「難しい構文の文は、1文ずつじっくり読むのが効果的」と言っています。
精読スタイルで、読める感覚を少しずつ育てよう
たとえば「音読 → 意味を考える → もう一度読む」というふうに、ゆっくり深く向き合ってみるのもおすすめです!
最初は時間がかかっても大丈夫。文章のリズムやクセに慣れてくると、だんだんスムーズに読めるようになっていきますよ。
難しいなと感じたら、立ち止まってOK。ひと文ずつ、ていねいに読み進めていきましょう◎

分からない文章は読み流ししてたよ……。もう一度再読っ!
読む力は“ことばの感覚”につながっていく
読解力が育つと、ことば全体への理解も深まる
「読む力」って、実はただ文字を追うだけじゃなくて、語彙の理解や、文章の組み立てをつかむ力にもつながっています。
そしてそれは、会話の中で相手の言っていることを理解したり、自分の言葉で表現したりする力にも、ちゃんとつながっているんです。
「読む」ことでことばの感覚が整ってくる
スティーブさんのお友達には、「フランス語の本は読めるけど、話されるとわからない…」と感じていた方がいたそうです。
でも、その本のオーディオブックを一緒に聞くようにしたら、自然と“聞き取る力”も育ってきたんだとか。
それだけ「読む」という行為には、ことばを深く理解する土台があるんですね。
「読む」から広がる、ことばとの関係
小説を読んで「こんな表現、素敵だな」と感じたり、エッセイの中の言葉が自分の気持ちに重なったり――
そんなふうに、読んでいくことで言葉への感覚がどんどん磨かれていきます。
読むことは、言葉と仲良くなるための第一歩。読めば読むほど、日常の“ことばのセンス”も少しずつ変わってくるはずです◎
「読むこと」は、それだけで終わらせずに、感じたことや考えたことを“自分の言葉”にしてみるのも、とってもいい読書の楽しみ方ですよ。

社会でも組織の中でも、”語彙力”は大事!
読書で自然に身につくのは嬉しい!
おわりに|“読むこと”は、少しずつ仲良くなれる
読書って、最初はむずかしく感じたり、集中できなかったりするもの。
でも大丈夫。読む量を少しずつ増やしていったり、音声を取り入れてみたり、1文ずつ丁寧に読んでみたり…。
ちょっとした工夫で、読解力はちゃんと育っていきます。
この記事でご紹介したのは、読めるようになるための5つのコツ:
- たくさん読むことで読む力が育つ
- 読む前に音で聞くと理解しやすい
- 語彙力が読解のカギ
- 難しい文は1文ずつじっくり読もう
- 読む力は“ことばの感覚”を育てる
無理なく、自分のペースで。
一歩ずつ、“読むって楽しいかも”と思える読書の時間を増やしていきましょう。あなたの読書が、もっと心地よく広がっていきますように。
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