
「本を読んだら、ちゃんと感想を書かなくちゃ!」
そんな思い込み、していませんか?
読書を始めた当初、”本を読んだら感想”と思っていて、学び・感想・要約…と義務のように書き出していました。
そして気づけば”本を読む”という行為がつらくなっていき、読書から離れた時もありました。
今回は、そんな「読書=感想」の思い込みから少し離れてみて、感想を書かなくてもいい読書について、お話していこうと思います。
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「読書したら感想を書く」は当たり前…なの?
私たちは、小学校の頃から「読書感想文」に慣れ親しんできました。
夏休みには必ず1冊読んで、感想を書いて提出。
本を読んだら、何かを書いてまとめるのが当然——そう思って育ってきた人も多いのではないでしょうか。
でも、大人になって読書を始めた人からは、こんな声もよく聞きます。
- 読み終えたけど、何を書けばいいか分からない
- 感想って、正解があるの?
- 結局、何も残らなかった…って思う自分に落ち込む
せっかく読書をしても、「感想、書かなくちゃ!」に心が捉われてしまう…
それって、ちょっともったいないですよね…
なんで「感想」が求められるのか?
もちろん、感想を書くことには意味はありますよね!
思考力・表現力を鍛える
自分が「どう感じたか」「なぜそう思ったか」を言葉にするのは、立派なトレーニング。
考える力、表現する力は、感想を書くことでぐんと伸びていきます。
記憶の定着や理解を深める
書くことで、読んだ内容が頭に残りやすくなります。
「ただ読んで終わり」よりも、「書いて振り返る」ことで理解が深まることも。
誰かと読書を共有できる
「この本、すごくよかったよ!」
そんな気持ちを誰かに伝えるのも、ひとつの感想のカタチ。
感想は、他者とのつながりを生むコミュニケーションでもあります。
でも、感想にしばられたくない!
感想を書くことには意味がある。
だけど、書くことに“縛られる”必要はないと思うのです。
「読書=アウトプットしなきゃ」
「感想が書けないと、読んだ意味がない」
そんなふうに感じてしまうなら、ちょっと待って!!
読書には、もっと自由な楽しみ方があるから。
”感想は書かない”読書
◆「感じるだけ」でOKな読書
読んで、何かを感じて、それだけでOK!
心が動いたら、まずはそのまま味わってみる。
◆ 感想を書かない読書は、インプットに集中できる
「何を書くか」ばかりを考えて読むと、脳の使い方が変わってしまいます。
あえてアウトプットを手放すと、深く没頭できることも。
◆ 感想は“あとで書きたくなったとき”に
読後に時間を置いて、「この一文が頭から離れないなぁ」と思ったら、
それをメモしてみる。それだけで、素敵な感想になります。
書きたいときでOK!ゆるアウトプット術
”書きたいとき”でいいと思えると、逆にふっと、書いてみたくなる時もあるかもしれません。
そんな時は、こんな3ステップで感想を書いてみてはどうでしょうか!
- 一言でOK:👉「一番印象に残ったのは、どんなところ?」
- なんでそう感じたのかを言葉にする:👉「なにが自分に響いたのか?」
- これからの行動や思考とつなげる:👉「これをきっかけに、何をしてみたい?」
カンペキでなくてもいいんです。
”自分の言葉”で向き合えた時、それは立派な読書体験になります。
まとめ|読書は”選択”する
読書に感想は必要か?
その答えは、「どちらでもいい」だと私は考えます。
書いてもいいし、書かなくてもいい。
読むだけでも、心が動けばじゅうぶん。
大切なのは、読書を自分のペースで楽しむこと!
誰かの目や評価を気にせず、あなたの読み方で、自由に味わっていきましょう!
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