
「好きなことで生きていく」ーーそんな言葉を聞くと、キラキラした別世界の話に聞こえる…
かつての私も、そう感じていました。
会社員として働きながら、業務委託でコンサルの仕事も掛け持ち。
朝から晩まで、タスクに追われる毎日。
保育園に通う我が子は、私の出張で月の半分を祖父母宅で過ごし、行事にもほとんど参加できませんでした。
「このままでいいのかな?」という思いを抱えつつも、立ち止まる暇さえなかった…
仕事・育児・学校行事に追われ、ついにある朝突然、背中の激痛でベッドから起き上がれなくなったんです。
この記事では、私がどんな想いで「好きなことで生きていく」と決めたのか、そして実際にどう動いたのかを、リアルな体験とともに綴っています。

会社員×業務委託の「がんばりすぎた日々」
私はかつて、会社員として働きながら、業務委託の形でコンサルの仕事も請け負っていました。
当時は「できることが増える=信頼されてる証拠」と思っていて、頼まれた仕事は断らずにどんどん引き受けていました。
忙しいけれど、仕事は楽しい。
でも、気づかないうちに、生活は“仕事優先”で回るようになっていたんです。
子どもとすれ違う毎日―通園できない保育園児
その影響がいちばん出ていたのは、子育ての時間でした。
保育園に通っていた子どもを、出張のために祖父母の家に預ける日々。
月の半分以上は通園できず、行事にもほとんど参加できませんでした。
母親として、どこかで「ごめんね」と思いながらも、仕事のスケジュールを優先せざるを得なかった。
そんな自分を、何となく正当化しながら走り続けていた気がします。
「今度こそ全部参加する!」小学校でのリスタート
子どもが小学校に入学するとき、私は決めました。
「今度こそ、全部の行事に参加しよう」と。
そのために、業務内容を見直して、泊まりの出張は減らし、日帰りで帰ってこられる範囲に限定。
コンサルの仕事は続けながらも、家庭にかける時間を確保するように意識しました。
正直、ハードでした。
仕事と育児、そして学校行事の三本立ては、なかなかタフです。
でも、「ちゃんと母親として関わっている」という実感が、私にとっては何よりの支えになっていました。
“限界のサイン”は、ある日突然やってくる
そんなある日、朝起きてベッドから立てなくなったんです。
背中に激痛が走り、動くこともできない。
「ぎっくり腰かな?」と思って整形外科へ行ったものの、画像には異常なし。
医師に言われたのは──
「これは強いストレスからくる腰痛かもしれませんね」
ストレス? 自分ではそんなに感じていなかったのに…。
でもきっと、知らず知らずのうちに、心も体も張りつめていたんだと思います。
それからは、時々やってくる腰痛とうまく付き合いながら、日々を過ごすようになりました。
転機は「卒業式」だった
この先、子どもとの時間はどんどん減っていく。
それなら、今度は“自分の時間”を大事にしてみたい。
子どもが小学校を卒業する年。
成長の節目を感じると同時に、「私自身も、このままでいいのかな」と考えるようになりました。
アラサーになった私は、ここでようやく「フリーランスになる」という決断をしました。
好きを仕事にする準備と第一歩
いきなり全部を手放す勇気はなかったので、まずは今まで続けてきたコンサルの仕事を少しずつセーブしながら、興味のあったライター業や動画編集に挑戦。
やってみると、思っていた以上に楽しい。
自分のペースで仕事ができるって、こんなに心が軽いんだと感じました。
もちろん、好きなことを収入に変えるには工夫も必要。
学びも多いし、試行錯誤の連続です。
でも、「誰かにやらされている仕事」ではなく、「自分で選んだ仕事」だというだけで、全然違うんですよね。
好きなことで生きるって、実は「家族のため」でもある
「好きなことで生きる」って、わがままなことじゃない。
むしろ私は、この選択をしたことで、家族との時間を守れたし、健康も取り戻せたと思っています。
大切なのは、「好きを貫くこと」よりも「自分で選ぶこと」。
それが私の人生にとっては、何より大きな意味を持ちました。
最後に|モヤモヤしているあなたへ
もし今、同じように
「このままでいいのかな…」
「本当は、やりたいことがあるけど…」
と、心のどこかで引っかかっている人がいたら、伝えたい。
完璧な準備なんて、きっと一生できない。
でも、立ち止まって“選ぶ勇気”さえ持てたら、人生はちゃんと変わっていきます。
あなたにも、ちゃんと選ぶ力がある。
だから、焦らなくていい。
でも、心の声にだけは、耳を澄ませてあげてくださいね。
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