
読書は大切ってわかっていても、読む時間がない…

「本を買っても、最後まで読めないままで積んである…
こんな悩み、ありませんか?
実は、読書は“1日たった10分”からでも習慣になります。
今回は、読書が苦手な人でも無理なく始められる「10分読書法」について、メリットやコツ、実例を交えてご紹介していこうと思います♪
なぜ、”1日10分”でいいの?
本を読む=何十分も集中しないといけない、と思いがちですが、そんなことはありません。10分だけでも、年間にすれば約60時間。
この時間で、200ページ程度の本なら約20冊も読めてしまうんです。
⌛さらに「たった10分」だからこそ、
- プレッシャーが少ない
- 忙しい日でも続けられる
- やってみようと気持ちになりやすい
という、”続けやすさ”が最大の魅力です🌷
10分読書で得られる3つのメリット
1、スマホ時間が”心の栄養”に変わる
1日にスマホを触っている時間、あなたはどれくらいあるかご存知ですか?
総務省の調査によると、日本人のスマホ利用時間は1日平均4時間以上と言われています。SNSや動画、ニュースアプリに費やす時間は、あっという間に積み上がっていきます。
そのうちのたった10分を、本を読む時間に変えるだけで、“ただの消費”が“自分の中に残る時間”になります。
👇たとえば――
- SNSで何度も見た同じ投稿より、1冊の本の1ページには、深みのある知見がある
- 無意識に受け取る情報ではなく、自分の意思で選んだ言葉を吸収できる
読書は、「情報を浴びる」ではなく「情報を育てる」時間。
スマホと同じ“インプット”でも、読書には自分の価値観を豊かにする力があるのです。
2、ストレスが減る・集中力が上がる
10分読書は、“心のストレッチ”のようなもの。
仕事や家事、人間関係で疲れた頭を、一度リセットする時間になります。
実際、ある心理学の研究では、読書は6分でストレスレベルを68%も下げる効果があるというデータもあります。これは音楽鑑賞や散歩よりも高い数値です。
また、特に朝の読書はおすすめです。
- 朝起きてすぐの10分間、スマホではなく本を開く
- 外の音や生活音をBGMに、静かに言葉と向き合う
この数分の読書が、“今日一日の心の姿勢”を整える役割を果たしてくれます。
実際に「朝の読書を始めたら、午前中の集中力が続くようになった」「気持ちが前向きになる」と感じる人も多くいます。
忙しい日常のなかでこそ、静かに本を読む時間は、脳の深呼吸なのです。
3,自分の”世界”が広がる
読書の最大の魅力は、“知らない世界”を体験できること。
10分という短い時間でも、その扉は開きます。
👇たとえば――
- エッセイを読んで、自分と違う価値観に触れる
- 小説を読んで、異なる時代や国を旅するような感覚を得る
- ノンフィクションを読んで、知らなかった社会の問題に目が開かれる
これらはすべて、自分の中に“もうひとつの人生”を育てる行為です。
10分読書を続けるうちに、少しずつ視野が広がり、価値観に深みが生まれます。
たとえ自分の生活は変わらなくても、「知っている」ということは、見える景色を変えてくれるのです。
それは、他人との会話に厚みを与えたり、新しいチャレンジのきっかけになったりもします。
10分読書は、「ちょっとだけ世界を広げてくれる魔法」。
今日もまた、ページをめくるたびに、新しい自分と出会えるかもしれません。
【実践編】10分読書を習慣にする5つのコツ
1、決まった時間に読む|”毎日のリズム”に読書を組み込む
人が何かを習慣化するうえで重要なのが、「トリガー(きっかけ)」を作ることです。
つまり、“このタイミングで読む”と決めることで、脳が自然に「読書モード」に切り替わるようになります。
📗おすすめの読書タイム:
- 朝起きてすぐ、コーヒーを飲みながらの10分
- 通勤前の静かな時間に5分+移動中に5分
- 昼食後の眠気覚ましに
- 夜、寝る前にスマホを置いて10分読書
たとえば「歯磨きのあとに読む」「ベッドに入ったら本を開く」といった“行動と読書をセットにする”のがポイントです。
2、タイマーを使う|「10分だけ」と決めれば続けやすい
「読書を始めるとダラダラ読んでしまう」
「いつの間にかスマホを見てしまっている」
そんな方に効果的なのが、タイマー読書法です。
スマホのタイマー、またはキッチンタイマーを“10分”にセットして読むだけ。
あらかじめ「この時間だけ読もう」と決めておくことで、集中力がグッと上がります。
この方法は「ポモドーロ・テクニック」(25分集中+5分休憩)にも通じており、脳が“限られた時間で集中する”スイッチを入れやすくなります。
「10分しかない」ではなく、「10分もある」と考えてみましょう。
3、好きなジャンルから選ぶ|”好き”から始めるのが近道
読書習慣を身につけるうえで、最初の本選びはとても大切です。
つい「話題の本」や「ビジネス書」から入ろうとしてしまいますが、
「自分が読みたい本」「楽しいと思える本」から始める方が、圧倒的に継続率が高いです。
👇たとえば:
- 漫画 → 短時間でも達成感が得られる
- エッセイ → 日常と地続きの軽い文章で入りやすい
- 児童文学 → やさしい言葉と物語で読みやすい
- 好きな芸能人・著名人の本 → 親しみやすく共感しやすい
「ちょっと読んでみようかな」と思える1冊との出会いが、読書習慣の入口になります。
4、読んだら一言アウトプット|記憶に残る”読書の締めくくり”
読書の内容を「覚えていない」「すぐに忘れてしまう」という方におすすめなのが、一言アウトプットです。
👇たとえば:
- 心に残ったフレーズをノートに書く
- SNSで「#今日の読書記録」としてシェア
- 読書アプリに感想をメモ
- 日記に「今日読んだこと」を一文書く
このアウトプットは、「読む」→「考える」→「言語化する」というサイクルを生み、内容が自然と記憶に残ります。
さらにSNS投稿などを通じて、読書仲間とつながるきっかけにもなり、モチベーションの継続にも効果的です。
5、アプリなどで記録|”見える化”で習慣は定着する
「続けられた実感」を得るためには、記録することが何より効果的です。
👇おすすめツール:
- 【アプリ】
- 読書メーター(読了日・感想記録・本棚機能)
- ブクログ(SNS風のUIで楽しく管理)
- Kindleアプリのハイライト機能(引用管理に便利)
- 【紙のノート】
- 自作の「読書ログ」や「読書ジャーナル」
- 小さな手帳に読了日と一言メモ
読書の進み具合や読んだ冊数が“目に見える”ことで、
「続けてきた自分」を認識でき、さらに続けたくなる好循環が生まれます。
記録は、習慣の“ご褒美”でもあるのです。
【実例】10分読書で変わった私の習慣
私自身、昔は読書が苦手でした。
本を開いてもスマホが気になって集中できない。何度も挫折しました。
でも「1日10分だけ」と決めて、朝ごはんのあとに読むことから始めてみたんです。
すると、少しずつ読める量が増え、いつの間にか「読書が楽しみ」になっていました。
半年経った今では、週に1冊ペースで読了できるように✨
読書が、自分の時間と心を整える“朝の儀式”になっています。
今日から始める「10分読書チャレンジ」
まずは1週間、”読む習慣”の種をまこう
読書習慣をつけたいと思っても、「毎日読むのは大変そう…」「いつの間にかやめてしまう」と感じる人は少なくありません。
そこでおすすめしたい方法が、「1日10分 × 7日間だけ」続けるプチチャレンジです。
短期間の成功体験が、その後の継続につながります。
以下の5つのステップで、今日から気軽にスタートしてみましょう!
STEP 1|読む時間を決める(朝 or 夜)
読書を「なんとなく空いた時間にやる」ではなく、あらかじめ時間を決めることで習慣化しやすくなります。
おすすめ時間帯:
- 🌞 朝:起きてすぐ、コーヒーを飲みながら。脳がクリアな状態で、内容がスッと入ってきます。
- 🌙 夜:寝る前の10分。スマホではなく本を開くことで、リラックして眠りにつけます。
→「歯磨きの後に読む」「布団に入ったら本を開く」といった日常動作とセットにすると定着しやすくなります。
STEP 2|本を1冊選ぶ(漫画・エッセイでもOK)
いきなり分厚い小説や専門書を選ぶ必要はありません。
「これなら読みたいかも」と思えるものから始めましょう。
📗選書のポイント:
- 漫画やエッセイ、小説のショートストーリーなど短く読みやすい本
- 興味のあるジャンル(食、旅、人間関係、自己啓発など)
- すでに持っていて読まずに積んでいた“あの1冊”
→迷ったら「気になるタイトルを見て、1ページだけ試し読み」してみるのも◎です。
STEP 3|スマホのタイマーを10分にセット
読書を始めたら、スマホのタイマーをぴったり10分に設定してスタート。
これにより、「いつ終わるかな?」という不安がなくなり、集中力が高まります。
また、10分という“区切り”があるからこそ、毎日続けやすくなるのです。
読んでいる途中でタイマーが鳴ってもOK。
「続きは明日のお楽しみ」にすれば、また読みたくなるきっかけに。
STEP 4|読んだ感想をメモ or SNS投稿
10分読書のあとに、ほんの一言でもいいのでアウトプットしてみましょう。
👇おすすめの方法:
- ノートに「今日の一文」「思ったこと」をメモする
- SNSに #10分読書チャレンジ で感想を投稿
- 読書管理アプリ(読書メーター、ブクログ)に記録する
→「読んだことを誰かに伝える」ことで、記憶に定着しやすくなるうえ、継続のモチベーションも高まります。
STEP 5|7日間、まずは続けてみる!
大事なのは、「完璧」を目指さないこと。
1ページだけでも、5分だけでも、“本と向き合う時間をつくる”ことが大切です。
✨7日間チャレンジ達成のコツ:
- できなかった日があっても気にしない
- 気分が乗らない日は「目次を読む」「写真だけ見る」でもOK
- 書き出しにチェックリストを作って「やった感」を可視化するのも効果的
まとめ|読書は”カンペキ”じゃなくてOK
読書って、どうしても「ちゃんと読まなくちゃ」とか、「最後まで読まないと」って思いがちですよね…
でも、本当に大切なのは、量でもスピードでもない、その時間が自分にとって心地よいかどうかだと思います🍀
完璧じゃなくていい。
毎日じゃなくたっていい。
自分のペースで、自分の気持ちに寄り添うように、本を開いてみてください。
たった10分の読書でも、“心の中の誰か”が少しずつ育っていく。
それが、読書のいちばん素敵なところです。
まずは今日から。
あなたも「10分読書」、はじめてみませんか?😊
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